2023年9月 8日(金)
第181回 社長通信「伊那食品工業様の見学感想」

社員の皆さん

いつも業務に御尽力いただきありがとうございます。

9月1日に倫理法人会の経営者育成委員会の第一回目の研修として伊那食品工業様に見学に行きました。

いい会社、いい経営者になるためには、

日本一の会社を見ることから始めようという事で、今回の見学となりました。

伊那食品工業様の見学感想

日本一の会社と言われる伊那食品工業様に初めて見学に行かせていただきました。

社是は、いい会社をつくりましょう

いい会社とは社員にやさしい、社員がしあわせな会社です。

創業当初は、寒天の製造工程は劣悪なものだったそうです。

過酷な製造工程を必死で頑張ってくれている社員さんに少しでも楽に作業してもらうために、

当時としては多額の借金をして自動化の設備を導入されました。

その効果は絶大で、生産性が大幅に向上しました。

このように社員のために、社員のしあわせのために、急成長を目指さず毎年少しずつですが、

成長するという経営方針で経営されています。

「年輪経営」と呼ばれています。

伊那食品工業様の会社は、敷地面積3万坪(東京ドーム2個分)という広大な緑豊かなところです。

木々や大きな樹木芝生など公園のような会社です。

綺麗に手入れが行き届いています。

しかも全て社員さんが毎朝掃除しているのです。

雨の日も嵐の日も。

土日の仕事が休みの日も家族連れで掃除のためだけに会社に来られるのです。

どうしてそこまでするのでしょうか。

皆さん会社が大好きなんですね。

井上会長の社員さんへの愛情が溢れているからに他なりません。

掃除も強制されているわけではありません。

井上会長は、自分が一番多く給料をもらっているのだから、誰よりも掃除をすると仰っていました。

会長が誰よりも掃除するのだから、社員さんもやらないと仕方がないと言いながらも、

嫌々と言うよりも楽しそうにされています。

高い樹木の剪定をするのに、社員さんが自ら高所作業の資格を取ったりされています。

何のために会社があるのか?

社員をしあわせにするため、また地域社会に貢献するため。

このぶれない信念の下、経営をされています。

そういう会社だから全てがあたたかく、やさしさに包まれたような安心感ある空気感が漂っています。

本当にいい会社でした。

これで終わるのではなく、一つずつ実践していい会社を目指していきます。

私自身精一杯目指して実践していきます。

どうぞ社員の皆様お力添えをよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

家族に自慢できる会社にするために一丸となってやりましょう。

正栄工業株式会社
代表取締役
久保 勇樹