私たちが作る製品が世の中のお役に立てることに喜びを感じられ、作る機会を与えられていることに感謝しています。

同じモノを作るにしても、人間力が高い職人が作るものと、そうでない人が作るものでは出来が全然違います。

その為に、人間力を高めるために環境整備(3S活動)や「おかげさまlabo」という人格形成を目的とした勉強会、技術力向上のために図面勉強会や溶接コンクールへの挑戦をしています。

最近では、受託仕事だけでなく、自分たちの技術を自社製品に繋げるオンリー1 laboという商品開発会議も定期開催し、未来の正栄工業のコア事業になるように夢の実現に向かっています。

営業活動も変わってきました。以前は、「ご注文は伺う」形の営業でしたが、今は「問題解決のための提案型営業」で、お客様のお困りごとにいかにお応えできるかを常に考えています。

また、VA提案(※1)やQC活動(※2)でQCD(※3)に対応しています。

  • ※1
    VA提案とは、モノの作り方の生産性の改善や材料費、運送費、管理費などを検討し、より競争力を高められるような提案を出す活動です。月に一度、お客様の技術、営業、企画、調達の各部門が集まって意見交換しています。
  • ※2
    QC活動(品質管理)とは品質第一の製品を作るための作業工程の管理・改善を行う活動です。
  • ※3
    QCDとは、Q(クオリティー、品質)C(コスト、価格)D(デリバリー、納期)のことで、この三つの品質を高め、コストを抑えて、納期を遵守することで顧客満足度と社員満足度を向上させます。

お客様のご要望に対応するには組織力が必要です。その組織力を高めるためには、組織の風通しをよくすることが大切と考え、部署や上下関係を超えたコミュニケーションの機会を作ることを考えています。

例えば、社長や上司との昼食会。年に二回のBBQ。一泊二日の忘年会。リクレーションにはボーリング大会やソフトボール大会。有志による琵琶湖での釣り、マラソンなどなど。創立50周年には記念旅行を計画しています。

仕事から帰ってきた親が「疲れた~」「上司や部下、取引先の悪口を言う」そんな姿をしていたら、それを見た奥様や子供はどう思うでしょうか?

私はそんな会社には絶対にしたくありません。

仕事から帰ってきた親が、楽しかった仕事の話や職場の話を笑顔でしている。子供がお父さんの会社で働きたいと言ってくれる。その内、親子三代が同じ職場で働いている…。

このように子供や家族に誇れるモノづくりと人づくりを正栄工業は目指します。





働きがいと顧客満足のために 代表取締役

代表取締役 久保 勇樹