事例1

自動車のリコール問題は最近よく聞きますが、そのなかでも、命にかかわる様な部品のリコール対策は一刻を争います。

例えば、市販の工具で部品交換をすると数時間かかるところを、そのリコール作業に特化した特殊専用工具を使用すれば、部品交換作業時間を半減させることができます。

当然、自動車メーカーは工具メーカーに特殊工具の設計を依頼し、その製作が弊社に発注されます。

求められるのはスピードと精度です。量産まで時間がありません。時には設計から量産まで5日程度の製品もあります。(1日8時間計算で、15日かかるものでも、24時間稼動できるので、1/3の5日程度で加工できます。)

しかも工具なので、その間に熱処理工程なども必要です。寸法精度も1/100mmを要求されます。また、素手で使用しますので、エッジが立っていると、使用者の事故にも繋がりかねません。大手自動車メーカー様の各ディーラーで使用されるため、数量も数千本単位です。

そんな中、正栄工業は、実に最短で、設計(図面が出来た)後、3日間でエッジを落としたスパナ5,000本を納品いたしました。

そういう厳しい要求に応えられるのが正栄工業です。

お困り事解決事例:事例1
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事例2

某釣り具メーカー様から、客注の試作品として、既存製品には無い、硬くてしなやかな銛(モリ)先の製作を依頼されました。

「硬くてしなやか?」

そんな相反する、矛盾する製品は世の中にはありませんでした。また、水中で使用するため、対水性と対錆性も必要です。それを切削で加工すると、沢山の刃物や冶具が必要になります。すなわち、加工費が嵩むため、いろんな素材を試すことはできませんでした。また、一般的にレーザー加工で異素材を加工することは困難なため、他社では対応できなかったとおっしゃっていました。

弊社の異素材加工のノウハウと、レーザー加工技術とお客様の熱意で、世の中にある沢山の金属を片っ端から加工し、トライ&エラーの繰り返しで、お客様の求める、硬くてしなやかな世界一の銛先が完成しました。

お困り事解決事例:事例2
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