2021年6月11日(金)

第68回 社長通信「時間part2」

社員の皆さん

いつも業務に御尽力いただきありがとうございます。
今回は、「時間」について書きたいと思います。調べてみると、約一年前に第22回 社長通信「時間」という題で書かせていただきました。
2020年7月17日号です。良ければ読み返して下さい。
 今はどの部署でも残業が発生して、毎日皆さん遅くまで作業していただきありがとうございます。
今週の全体朝礼でもお話しましたように、忙しいから環境整美する時間がないのではなく、環境整美が出来ていないから無駄な時間が多いのです。
売上が上がれば残業は増えるのは仕方がないと思っている方もいるでしょう。そうではありません。
売上が上がっても上がらなくても残業をしない。これが基本です。
売上が上がって残業をしないとならないときは、売上の上昇率よりも人件費の増を抑えるという考え方が重要です。
仕事というのは、準備と従事時間と片付け時間があります。
勉強で言えば、予習+授業+復習と同じです。
環境整美や研修は予習や復習となります。
モノを作っている時だけが仕事ではなく、トータルで仕事なのです。
 なので、限られた時間の中でいかに効率よく生産性が高い仕事をするかなのです。残業時間が多いというのは、生産性が低いということです。
 今、遅くまで残業してもらっている額面の給料が、残業時間0でもらえたら嬉しくないですか?
残業時間が0になったらまた給料が減ると思っていませんか?
残業時間が0で今の売上目標を達成すれば、会社は必ず利益が出ます。
そうすれば、皆さんに還元しますと宣言しています。
なので、残業代で利益の先取りするのではなく、賞与の額や回数でもらう方がいいということです。
その理由は、残業時間は通常の時給の1.25倍つまり25%割り増しになるからです。利益率が大きく下がるわけです。
定時内で1,000円の経費で作っていた品物が、残業が発生すると、1,250円の経費が掛かるということです。
仮に、利益率10%で1,100円で売っていたとしたら、残業することによって150円の赤字になるということです。
残業代は得ることができますが、赤字では賞与の原資は生まれないので、賞与は得れません。どちらがいいかは言うまでもありません。
 もっと利益率の高い仕事を営業が獲ってくればいいじゃないかと思うかもしれませんが、世界のトヨタでさえ利益率10%あるかないかです。そう簡単に利益率の高い仕事はないということです。
 環境整美がいかに大事で必要か、ミスクレームがいかに無駄かわかると思います。
仕事の予習、復習をして先読みと後追いをして、生産性を高めるためましょう。

家族に自慢できる会社にするために一丸となってやりましょう。

正栄工業株式会社
代表取締役
久保 勇樹