社員の皆さん

いつも業務に御尽力いただきありがとうございます。
毎週金曜日に社長通信と題して皆さんに私の想いや感じたことをお伝えしていくことにしました。
 今日は、ニュースや新聞でも皆さんご存じのことと思いますが、昨日3月11日は、10年前「東日本大震災」が起こった日です。あれから10年経っていますが、完全に復興しているかというとそんなことは全然ありません。
もちろん、復興が進んで以前の生活を取り戻しているところもありますが、心の傷も含めてまだまだ癒されていない人も数多くいます。遠く離れた大阪で東北のみなさんに何ができるかというと、もちろん現地まで行ってボランティア活動をするということは有効な手段だとは思いますが、直接的に何かを支援するということは難しいです。
だからといって何もできないということではなく、何でもいい、できる事を少しでもいいからすることで、その輪が少しでも広がれば、大きなことは出来なくても無力ではありません。
最近であれば、ふるさと納税で東北の市町村に支援するというのも一つです。また、クラウドファウンディングで復興支援のものを応援するというのもありだと思います。ネット通販で何かを買う時には、東北産地のものを買うというのもありです。
今は、コロナ禍というのもあり、旅行に行くということはできにくいですが、落ち着けば旅行もいいと思います。阪神淡路大震災と東日本大震災を比べることはできませんが、明らかに違うのは、その被害の範囲の広さです。
東日本の日本海側海岸線がほぼ津波や地震の被害が大きかったことや、交通の便が良くないことも復興には時間がかかった一つの要因ではあると思います。
そんな中でも、東北の方々の忍耐強さには本当に感心します。こういう点では、東北に限らず日本人はこんな大震災時でも暴動など起こさず、配給などでも順番に並んで待てる、助け合えるという素晴らしい国民性です。これは世界に誇れるところです。
私たちは、決してこの東日本大震災を風化させてはいけません。まだ、完全な復興さえもできていないのです。
震災だけでなく、今はコロナにも負けずにみんなで力を合わせて頑張っていきましょう!

コロナの影響で生き残れる「勝ち組」と生き残れない「消滅組」のどちらかに分かれます。「勝ち組」になる為に皆さんのプライドをかけて挑みましょう。その先にあるブルーオーシャンをみんなで見ましょう。

 家族に自慢できる会社にするために一丸となってやりましょう。

正栄工業株式会社
代表取締役
久保 勇樹