2020年5月8日(金)
第12回 社長通信「忍耐力」

社員の皆さん

いつも業務に御尽力いただきありがとうございます。
毎週金曜日に社長通信と題して皆さんに私の想いや感じたことをお伝えしていくことにしました。
 第12回 社長通信「忍耐力」について、お話しさせていただきます。

 5月6日までの緊急事態宣言が5月末まで延長されました。私自身延長されるだろうという思いで心の準備をしていましたので、安倍総理の会見も平常心で見ることができました。正栄工業は通常に営業できている状態なので、平常心で構えていられます。しかしながら、飲食業、サービス業、宿泊業、運輸業、などは余裕が全くありません。今後段階的に解除されて営業できるようになりますが、それまで持ちこたえられる企業がどれだけあるかです。製造業は影響がないかというとそうではなく、3月から5月まで実質経済が止まった状態から少しづつ回復に向かうといってもV字回復は見込めません。良くてU字回復です。悪ければL字で回復が読めないことも有り得ます。営業が注文を取ろうとして、勉強会や技術指導で知識や技術を高めても受注できないこともあります。たとえそういう状況になったとしても、辛抱強く粘り強く、我々が信じた道をやり抜く「覚悟」と「忍耐力」が必要です。絶対に結果を出す、必ず結果が出ると信じて! アスリート(スポーツ選手)を例にとると良くわかります。今回の東京オリンピックの代表選手は、4年間代表になって金メダルを取る為に練習に練習を重ねて努力をしてきました。しかしながら、東京オリンピックが1年延期になりました。自粛が続く中で諦める選手は一人もいません。今は出来る事をして、来たるべき時の為に準備をしています。万が一来年の開催が更に伸びたとしても選手の方たちは前だけを見て進んでいくことでしょう。極限まで体と精神力を鍛え、自分と仲間、コーチを信じるからこそです。
 今期が始まり最初の第1四半期(5月~7月)は特に厳しいことが予想されます。だからこそ絶対にミスクレームを出さない、出させない。特に溶接2、塗装、出荷の3部署の仕事を全員の目でチェックして止めて下さい。一致団結してミスクレーム0にしましょう!この一番苦しいこの時期を乗り越えたものだけが見ることができる明るい未来を見るために、そして来年の4月30日にみんなで笑えるように全力で一年間頑張って行きましょう。

 家族に自慢できる会社にするために一丸となってやりましょう。

正栄工業株式会社
代表取締役
久保 勇樹